机の上を見てみると、大量の「顔」がプリントアウトされた紙が置いてある。

RainbowSix:Vegasの顔取り込み機能用にプリントアウトしては撮影。プリントアウトしては撮影、と、この一ヶ月繰り返して、ふと気づくと40枚近くプリントアウトした気がする。
Vegasの取り込み機能はなかなかまことに非常に良かった。デーモン閣下を顔にした時はフレンド達が爆笑してくれて、初めて会った人たちも笑ってくれた。なんちゅうか、このキャラクターにボクのアイデンティティーが宿った感じだった。
んで、今日も今日とてプリントアウトしようかな、と作業してたらフラッシュバック。思い出した。プレイバック。忘れてた。

昔、64DDという、今となっては存在すら怪しいハードがあった頃、ボクはそりゃもうすぐに飛びついて、「巨人のドシン」とか「F-ZERO X 拡張パック」を楽しんだものだった。
そんな64DDのボクの中ではキラーソフト「タレントスタジオ」が出てきて、こいつは本当にすごかった。
これは、3Dのキャラクターに動きを付け、カメラワークを決めて、ショートムービーを作る(90秒ほどの)、というソフトだったが、このムービー作りがなかなかに面白い。プリセットのアニメーションがあるんだけども、自分でも好きなようにアニメーションが作れた(なんとIK(インバースキネマティクス)付。今思うと凄いな)。変なアニメーションを付けてはゲラゲラ笑って、せっせとムービーを作った。

さらにタレントスタジオには、この3DのキャラクターにGBの「ポケットカメラ」で人の顔を取り込める機能があった(顔自動認識システムではない。撮ったのをそのまま貼り付ける)。
そりゃもう「うわ、やりてーーッ!!!」って飛びついたボクは、すでにワゴンセールに入ってたポケットカメラを買いに走り、友達の顔を取り込んではムービー作成。取り込んではムービー作成の日々が始まった。
出来上がったムービーを見るのはもっぱら友達で、みんなゲラゲラと笑っては「次作ってよ!」と次回作を望んできた。
この、自分の作った物に周りが笑ってくれる、っていう「刺激」「快感」は、今現在ボクの根本に完全に巣食った
だからもう毎日、学校から帰ってきては作成、作成、作成の日々。64DDが一番稼動するゲーム機になり、タレントスタジオが一番のゲームになった。そして人に見せる。見せる。見せまくる!(だからか、友人たちの間では64DDが結構流行った。貸してくれー、って結構言われたな。だれも買わなかったが

Vegasの場合、取り込んだ顔を操作するのは自分なのでボクが取り込まれたキャラの顔を見る機会は少ない(FPSだから)。他人に見られる方が多くなってる。
なので、他人に見せる機能なんだよな、これ。
自分が作った爆笑の顔を他人に見せてコミュニケーションをとる。最高じゃないか。

はて、Forzaはどうなんだろう、と見てみると、どうやらいい感じに分散されてるようだ。
ペイントしたい人はやっぱり自分のペイントした車を多くに人に見てもらいたい。
車好きの人は、お気に入りの車にお気に入りのペイントをして走りたい(そして発動、リプレイ機能)
2人を結ぶ魅力のオークション機能+ギフト機能。
こんな感じに動いてるのかなぁ、とボクには見えた。(もちろん細かく分ければ属する所は色々だろうけど)
あー、こりゃいい感じだ。こんな風にForza2が始まるとはさっぱり想像しなかった。

ボクは自分と誰かための両方のバランスでペイントしてます。見て見てーマイ痛車ー、ようしいつかボクもオークションでお金持ちだーぺたぺた
(てのを1ヶ月前に書いてた。今の状況を見ると、Forza2はまだこのベクトルを維持してるのかな。)
2007.06.30_夕方、夏前の部屋
2007.06.30_夕方、夏前の部屋 posted by (C)inaL